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大学時代編⑤ オーガニックへ傾倒する20歳 

2022.03.12

大学時代編

大学2回生の頃、影響されやすいのでどんどんオーガニックに傾倒していった。自己完結する分にはどんな暮らしをしようが自由だが、当時はまだ大人と子供の間のような19歳~20歳。たまに実家に帰ると親に対して「エアコンの電源を消せ」だの「調味料はなんでこんなん使ってるん」だの「有機野菜を買え」だのとかクソ生意気なことをいう第二反抗期のような状態になってしまった(笑)。いきなりそんなことを言い出すので親は一体何がおきたと思っただろう。未だに「あの頃、亘にこんなことを言われた・・」と親に言われる(笑)。本当に申し訳なかったと今なら思うのだが、当時はそれが正義だと振りかざしていたのだと思う。また、過去の自分を否定したいという気持ちがあったのかもしれない。

よくわかってもいないくせに、頭でっかちに資本主義文明社会は環境を破壊し貧富の差も拡大させているからダメだと思っていた。そして将来は自給自足の生活をしなくてはいけないと思いはじめた。そんな頃大学で「有機農業夏季研修生募集」といったチラシを見つけた。三重にある「愛農高校」という農業高校で、有機農業が学べるプログラムが盛沢山の10日間の合宿、という内容だった。有機農業の現場で農作業を実際に体験したり、有機農業について講義があったり、また食事も自然食的な食事が出されるということでとても興味をもった。もしかしたら自分と同じような考えの若者と出会えるかもしれないとも思った。そして夏休み、この合宿に申し込んだ。

またさらに、大学の友人の知人が長野で有機農業をしていると聞き、紹介してもらい現地へ行き農業体験をさせてもらうことになった。それまでまったく農作業などしたことがなかったのに、この2002年の20歳の夏は三重で10日間、そのまま長野へ移動してまた10日間と、有機農業の世界へと旅する夏になった。

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