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何度目かの企業理念(ミッション)の作成をした

2024.08.30

考え方

張り切ってブログを毎日のように更新していた頃から2年以上も経ってしまった。その頃から随分といろいろ変化した。2号店、ゼスト御池店を2023年1月にオープン。最初は泣きたくなるくらい暇で、とんでもない大失敗をしてしまったと思った。でも徐々に売上が伸びていき、今では想定以上の業績を上げることができるようになった。

いろいろな問題はあるが、この先も挑戦をし続けたいと思う。そのために、何度目かわからないが企業理念、ワンドロップの存在意義を再定義した。自分自身のためであるのはもちろん、スタッフ、お客様、お取引先の農家さんをはじめ各業者の皆様に、ワンドロップとはこういう会社だと知っていただきたい。そしてもし現実がそれとずれていたとするならば、その理想に近づける努力をしていかなければならない。

このブログをみてくださる方のために、ここに記載しておきたいと思う。

①存在意義・ミッション
「やおやONE DROPは、農家と切磋琢磨し共に成長しあい、日本の農業の未来を明るくするために存在する。」

いろいろ練り直して、最終的にこの内容になった。農業に貢献する仕事がしたいというのが、創業時からの僕の想いだった。ただそんな想いとは裏腹に、八百屋として生計を立てられるようになることに必死で、気づくと本当に自分の仕事に意味があるのか・・?と、ふと立ち止まって虚しくなることばかりだった。でも、やっぱりいつも立ち戻ってくるのはこの想いだった。「農業に貢献する仕事」としての八百屋。
まずは沢山売って、農家の重要な販売先の一つになりたい。でもそれだけではなく、お互い販売のプロ、生産のプロとして意見を出し合い、より高めあい成長していくこと。お互いの頑張っている姿を見て刺激を受け、より自分も頑張ろうと思えること。それらの意味を込めて、農家を「助けたい」とか「力になりたい」ではなく、「農家と切磋琢磨し共に成長しあう」という表現がONE DROPらしいかなと思った。
そしてそうやって成長意欲の高い農家と共に、八百屋として成長していくことが日本の農業を発展させることにつながり、世の中を明るくすることにつながる。そんな「使命感」をこのミッションに込めた。

②キーワード 「Farm Spirit」
野菜に込められた農家の愛情、情熱、夢、優しさ。それらの想いの総称をワンドロップでは「Farm Spirit」と表現する。
素朴でも作り手の優しさが伝わってくるような、温かみのある野菜。作り手の熱い想いが伝わってくるような、個性的でパワフルな野菜。そんな野菜に負けないぐらい、八百屋の仕事に情熱を持ち魂を込めて野菜を届けよう!
 
ONEDROPが仕事をしていくうえで大事にしたい想いを表す言葉として、「Farm Spirit」を再定義した。農家が、情熱を燃やして一生懸命野菜に愛情をこめて育てた野菜。でもそんな野菜を、なんの情熱もない八百屋が売っていたら、そこに込められた熱量が減っていくような気がするのだ。こだわった農家さんの野菜を売るだけなら、他のお店でもできる。でも、その農家さんの想い、情熱を流通段階で目減りさせないように、なんならそこに八百屋の情熱をさらに上乗せして、農家×八百屋の熱量の掛け算にするのが、やおやONE DROPらしさだと僕は考えた。
つまり正確にいうと、「ファームスピリット」×「やおやスピリット」だが(笑)、重なるとしつこいので「Farm Spirit」と一言にまとめた。

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