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野菜の品質

2019.07.02

考え方

梅雨のど真ん中ということで、野菜の状態がよくない。雨と蒸し暑さで、野菜の品質が一気に低下してきた。

今日はベビーリーフがズルズルで3k全部ロスに。サニーレタスとリーフレタスが雨でびちゃびちゃの状態で届き、ひどい有様でこちらもほぼロス。ゴミ袋3袋分になってしまった。こういうこと書くとまったくエコではないのでイメージが悪いけど。バックヤードの現実はそんなものだ。そもそもこういう軟弱野菜をこの蒸し暑さで品質を維持しようというのは無理がある。

トウモロコシもトマトも味が薄い・・果物も甘みが乗り切ってない。たいしておすすめできるものがない。かといって売り場をスカスカにするわけにもいかない。

野菜の品質って、ほんとにブレ幅がめちゃくちゃ大きい。人間の手で調整できる部分はほんとに少ない。

お客さんに見える表側はできるだけブレ幅が少ないようにはしているけど、裏側はほんと大変。

あまりに品質を追求しすぎると生産者に厳しくなりすぎて出荷してもらえない。ただ甘すぎるとお客さんには怒られる。というかこっちも自信もって売れない。利益にもならない。

梅雨だろうが大雨警報が出ていようが台風が来ようが、それが目の前の野菜とどうつながっているのか、消費者は考えていない(ように見える)・・と愚痴を言っても仕方がないのだが。そんな愚痴ってないで、八百屋ならいい野菜揃えてこいや!という声もしかり。

でもいい野菜、美味しい野菜を厳選する店!みたいなのはほんともうやめよう。無理。自分で自分の首をしめるだけ。もっと生産現場のありのままを伝えられる八百屋がいい。

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