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京都オーガニックアクション

2019.05.30

八百屋について

京都オーガニックアクション(KOA)という活動に参加している。

大きくは「京都オーガニックアクション協議会」という組織があり、これは京都のオーガニック関係者が広く集まり、いろいろな情報交換や交流を通じ、広く業界の発展や世の中に意味のあるアクションを起こそうという土台のような組織になっている。農家や八百屋、流通業者や研究者など広く100名ほどの大所帯になっている。

その協議会の中で中心メンバーとなる理事が集まって「理事会」が2か月に1回ほどのペースで開催されており、そこで喧々諤々の議論が交わされている。

KOAの一つのメイン事業として、「KOA便」という物流便事業がある。これは369商店の鈴木氏が中心となって考案したもので、京丹後から亀岡までの京都縦貫道近辺に点在する有機農家の野菜を集荷ポイントに集めてピックアップして、京都市内のオーガニック系八百屋や業者に運ぼうという取り組み。

オーガニックで地産地消を成り立たせたい、地域の消費者が地域の有機農家を支える仕組みを作りたい、という理想を目指して動いている。

といってもまだまだ便を成り立たせるだけの物量が全然足りず、今は補助金頼みで動いている。買い手側の買う量がまだまだ足りていない。

僕はこのKOA便の理念にとても共感していて、なんとかこのKOA便の事業が成り立つようにと昨年からいろいろと積極的に関わっている。産地回って作付け情報を収集して、八百屋側で集まってその情報を提供して仕入れにつなげてもらうように調整したりしている。もちろん積極的にできるだけKOA便での仕入れを増やしてもいる。それでも店頭で売るだけでは、現状の仕入れ力はまだまだたかがしれている。

だから、もっとKOA便から仕入れができるように新しいことをいろいろと考えている。今年、なんとかそれを形にしていきたい。

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