コンセプト

concept

Local and Farm Direct Vegetables地物の野菜を中心に、生産者から直接しいれて販売している八百屋です。

  • 鮮度へのこだわり

    当店の一番のおすすめは、京都や滋賀の地物野菜です。毎朝、店主自ら大原、上賀茂、伏見、久御山、はたまた滋賀県まで、曜日ごとにルートを変え、毎日仕入に廻っています。仕入れた野菜は、すぐに店頭に並べます。その日の朝、もしくは前日中に収穫した野菜なので、鮮度は抜群です。手間と労力はかかっても、鮮度がいいものを販売すべくコツコツと一件一件廻っています。

  • 美味しさへのこだわり

    いくら鮮度がよくても、美味しくなければ意味がありません。野菜の美味しさを決めるのは、生産者の心意気だと思っています。心意気がある生産者には、品種の選び方、土づくり、肥料や水のやり方、ベストな収穫のタイミングなど、ひとつひとつの工夫や努力があります。「野菜は人の足音を聞いて育つ」という言葉がありますが、生産者の野菜に注がれた愛情が、美味しさとなって野菜に現れてきます。そうして育てられた野菜は見た目からして輝きがあり、その生命力に感動すら覚えます。当店では、そんな「美味しいものを作りたい」という心意気に満ちた生産者から野菜を仕入れています。

  • 価格へのこだわり

    野菜は毎日食べるものです。
    贅沢品や嗜好品ではありません。鮮度がよくて、高品質、でも値段が高い・・ということでは日常的に皆様に食べていただくことができません。
    決して安くはありませんが、高すぎない、買いやすい値段であることを心掛けています。

  • 安全安心へのこだわり

    当店は、農薬や化学肥料は、適正に使われれば安全性に問題はないと考えます。
    しかしながら、顔の見えない市場流通では、どのような生産者が作ったのか、本当に信頼に足る生産者が作ったのかがわかりません。当店は、信頼のできる生産者から直接仕入れ、そして生産者がどのような想いで、どのような作り方をしているのかを知っています。
    そうした顔の見える関係があることが、「安全」だけでなく「安心」があるということだと考えます。

  • 品揃えへのこだわり

    当店は何より地物野菜に力を注いでいますが、それでも地物だけでは、一年を通してお客様の満足のいく品揃えをすることができません。また品目によっては京都近郊では栽培ができないもの、または地方で生産されたものの方が品質がいいものもたくさんあります。当店では地物だけにこだわるのではなく、日本中の産地へも足を運び、各地の素晴らしい農産物を探してきました。そんな独自の品揃えも当店のこだわりのひとつです。

  • まとめ

    以上が当店の野菜に対するこだわりです。
    しかし実際に日々営業していく上では、「美味しいけれど、価格がちょっと高いな」「味は普通だけど、品揃え上必要だな」と思いながらも仕入れることは多々あります。すべてが思い通りにいくわけではありません。ですが上記のこだわりを高いレベルでバランスをとりながら、お客様に必要とされ、ご満足いただける店であることを目指しています。そして常に、「仕入力」に磨きをかけることを怠りません。去年よりも今年はもっといい仕入をしよう、と常に現状に満足することなく、情報収集や産地開拓に努めています。

栽培方法に対する考え方

当店は、農薬や化学肥料に頼らない方法で栽培されている生産者を支持し、そうした農産物を優先的に取り扱っています。農薬や化学肥料に頼らないことは、生産者にとって苦労もリスクも多くとても大変なことです。それにもかかわらず、自然の営みに沿った農業がしたい、食べる人により安心して食べてほしいという想いによって、あえてそうした農法を選択する生産者に私たちは共感し、尊敬しています。そして自然環境への負担を減らすためにも、そうした農薬や化学肥料に頼らない農法がもっと広まり、それが当たり前になっていくことを願っています。

しかしながら、その一方で私たちは、「無農薬無化学肥料」であれば「安全・安心」という考え方ではありません。数十年前に比べ、現在の農薬の毒性は非常に弱くなり、安全性がとても高くなりました。一般的な栽培方法であっても、日本の残留農薬の基準は厳しく設定されており、安全性は確保されていると考えます(※1)。「農薬を使用した」、ということと、「農薬が残留している」ということは全く別のことです。農薬以外にも農産物のリスクはたくさんあります。農薬を使用しないことにより、植物が自ら生成する天然農薬(人工農薬と同等の毒性)が植物体内で強く生成される場合があります。また農薬を使わないために、病気や虫に負けてしまい弱った野菜は体にいいとは思えません。有害な細菌や病原菌が潜んでいるかもしれません。さらに、肥料過多により農産物が硝酸態窒素過剰になると、人間にとって非常に有害な物質となります。これは化学肥料でも有機肥料でも同じことです。
そもそも農薬とは、野菜にとって人間の「薬」と同じです。化学肥料とは、人間でいえば「点滴」のようなものです。「薬」も「点滴」も必要なく、健康に過ごせれば何の問題もないですが、いつもそううまくいかないのは人間と同じです。ましてや野菜は野ざらしで、外敵や草、天候と闘いながら生きています。必要ならば少しの「薬」や「点滴」の力も借りて、最終的に生命力に溢れた健康な野菜が育つ方が、それを食べる私たち人間の健康にもいいのです。

以上のことから当店は、一概に○○栽培だから安全である、ということはいえないと考えます。安全・安心のためには、栽培方法を知ることはもちろん大切ですが、何より大切なことは「その野菜が健康に育ち、生命力に溢れているかどうか」ということだと考えます。

冒頭にも述べましたが、農薬や化学肥料に頼らない農法が、自然環境への負担を減らすためにももっと広まってほしい、その力になりたいと当店では思っています。しかしながら、「農薬・化学肥料=悪いもの」というイメージが世間にあまりにも広がりすぎているとも感じています。当店は、農薬や化学肥料について少しでも知っていただき、それらを使用したからといって(もちろん適正にという前提ですが)、食べる私たち消費者には、安全面には問題がないということ、また無農薬でなくても愛情をこめて大事に育てている生産者がたくさんおられるということも、知っていただきたいと思っています。

※1 残留農薬については、食品衛生法により約250種の農薬成分についてその毒性レベルに基づき残留農薬基準値が決まっています。またそれ以外の農薬成分は、1キロあたり一律「0.01ppm」(※2)と定められています。これらの基準値は、発がん性、繁殖毒性など各種の安全性試験のデータを考慮し、人に有害な作用が認められない量(無毒性量)に、さらに安全性を考慮して無毒性量の100分の1の数値が設定されています。このように残留していた場合でもごくわずかですが、さらに残留農薬は洗うことで90%除去、加熱することで99%以上除去できるといわれています。実際には、各自治体で行われる残留農薬検査の結果、約7割が農薬不検出、約3割からは検出されますが残留農薬基準値以下となっています。万が一残留農薬が基準値を超えた場合は、すぐさま出荷停止となります。 以上の事をふまえ、私たちは食品から摂取する残留農薬について過度に恐れる必要はないと考えます。 ※2 ppmについて
ppmとは、「10万分の1」を表します。
1キロ当たり1ppmの残留農薬の場合→野菜1キロに対し1000分の1グラムの農薬の残留を表す。
0.01ppmの場合→野菜1キロに対し10万分の1グラムの農薬の残留を表す。

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